見積もりを出す際にも活躍

見積もりを出す際にも活躍

旅行会社はパッケージになった旅行だけでなく、顧客の細かな要望に合わせた自由旅行の行程表も、従来はすべて手作業で作成していました。
しかし今や旅行会社支援システムを使用して自動化し、しかも様々な情報をデータベースに蓄積しています。
例えばバス旅行なら運転手とバスガイドの利用料や使用する高速道路の料金だけでなく、行程で必要な最新のガソリン代など、旅行の原価に関する情報も蓄積しています。そのため顧客が選んだ旅行の行程表を作成すると同時に、行程条件に合わせた項目を支援システムが自動選択し、いつでも見積もり書を作成することができます。
自動で作成するので直ぐに提示できると共にその場での修正も可能で、見積もり内容を確認しながら行程の変更やオプションの追加と削除なども交渉しながら調整することができます。
素早い対応は旅行会社の業務の効率化だけでなく利用者の満足度も高めるので、旅行会社支援システムは旅行業にとっても大きな力となります。

旅行会社であえてツアーを依頼する顧客について

多くの旅行者が個人で航空券やホテルを予約し、現地で自由に旅行を楽しむことが増えてきましたが、それでもあえて旅行会社でパッケージツアーを依頼して旅行をする顧客がいるのには理由があります。
まず、現地の言葉がわからないので個人での移動や道に迷ってしまった時などの対応が難しいということ、それからただ単に面倒だということです。パッケージツアーを利用すれば、添乗員について行けば迷うことなく目的地に到着します。
レストランでメニューを見ても何かわからなくて注文に困るようなことがなく、決まった料理が出されるので会話は必要ありません。行きたい観光スポットにも連れて行ってくれるし、お世話をする人がいるので乗り過ごすことや置いて行かれるようなこともありません。
そういうメリットがあるからこそ、旅行会社を利用する価値があるのです。ただ現地の人たちと触れ合いたい、知り合いたいといった希望がある人にとっては不向きではあります。